チャクラとエネルギー

波動を上げる

チャクラという言葉を聞いたことがあるでしょうか。ヨガやスピリチュアルなお話ではよく出てくる言葉です。ここでは、チャクラとはどんなもので、私たちの体や精神にどんな影響を与えてくれるのかをお伝えします。

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チャクラって何?

Okan CaliskanによるPixabayからの画像

チャクラとは、サンスクリット語の「cakram」という言葉を語源とする言葉で、「円」「輪」という意味を持ちます。

私たちの体の脊椎に沿って7個の輪があり、その輪が回転することで精神的、肉体的なエネルギー(波動)が生まれ、集まり、出入りすると考えられています。チャクラは、Yogaでは、心身統合のために開くべきポイントとして、東洋医学の基本的なツボヒーリングのエネルギーの出入り口となっています。

それぞれのチャクラの働きは異なりますので、回転(波動)が弱くなっているところがあると、体にも影響が出てきます。どこかのチャクラの回転(波動)が弱まり、エネルギーが生み出されないところがあると、そこを補うために他のチャクラに負担がかかります。それぞれのチャクラの回転数の偏りがないと、体も精神もバランス良く安定した状態を保てます。

そのためには、身体と心の全体のエネルギーバランスが崩れないように、それぞれのチャクラを調整することが大切になるのです。

チャクラの調整方法

チャクラを調整するためには、いろいろな方法があります。身体の外から手早く調整する方法の他に、内側からじっくり調整する方法もあります。

いろいろな調整方法を組み合わせて、常に心と身体を高いエネルギーを発する状態に保ちたいですね。

チャクラを外から調整する方法

  • エネルギーが足りないチャクラをパワーストーンや衣類の色で補う
  • 不足している振動を与える物質を近くに置くことでチャクラを活性化する
  • 音の波動でチャクラの回転を正常に戻す
  • ヒーリングで調整する

エネルギーが不足しているチャクラの色の衣類を身に付ける

下で詳しく説明しますが、各チャクラには対応する色があります。回転数が落ちているチャクラの色をその色のパワーストーンや衣類を身に付けることでエネルギーを補うことができます。

例えば、日本には奈良時代から「還暦の人に赤いちゃんちゃんこを送る」という習慣がありますが、これは、昔の人々の人生が一巡して、生まれ直して赤ちゃんに戻ることの祝いとされています。

「赤」は「魔除」とともに、第一チャクラの色でもあります。第一チャクラが表す「生きるためのエネルギー」を赤い衣類で補ってもらおうという意味もあったのでしょう。

不足している振動を与える物質でチャクラを活性化する

各チャクラに対応するパワーストーンを身に付けることで、そもそも石が持つ振動がチャクラの活性化を促します。パワーストーンは、身に付けるだけではなく、見ているだけでも波動が伝わり、チャクラを整えてくれるので、弱いチャクラを補う石を一つ持っておくと良いですね。

パワーストーン

パワーストーンは、時に持ち主の活性化の役目を終えると自ら割れてしまうものもあるくらいの大きな働きをしてくれます。月の光に当てるなどして浄化をしてあげながら使うと長く助けてくれます。

チャクラの色と同じパワーストーンを選ぶとチャクラの働きを補ってくれます。石との相性も人と同じで、波動が同じものがぴったりきます。なんだかわからないけど、ピンとこない、違和感があるものは身につけない方が良いでしょう。

音の波動でチャクラの回転を正常なレベルに戻す

楽器の音の調整に使われる音叉をご存知でしょうか。各チャクラに対応する音を出す音さ(チューナー)は、ヨーロッパではメディカルチューナーとして治療にも用いられています。

各チャクラに対応するチューナーを振動させて、弱まったチャクラの振動を補強する他、ネガティブに偏りがちな考え方を、チューナーの振動で上書きして、ネガティブな思考を消して浄化するという方法もとられてます。

それぞれのチャクラに対するチューナーの周波数については、こちらのページで詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

見えない力の不思議いろいろ
風・匂い・音(声)など、目に見えないけれど、私たちが感じることができるものはたくさんあります。その中から、心と体に良い影響を与えるものをピックアップしてご紹介しています。最初は、「音」による影響からです。

ヒーリングで調整する

心や体がダメージを受けているときは、ヒーリングで癒すのも効果的です。何もせずに横になっているだけで、深い癒しとともにチャクラの調整も行われますので、疲れ果てて何をする気力もないときには一番良い方法かもしれません。

ヒーリング
レイキ・カルナレイキ・気功・ハワイアンフナを融合したパワフルなエネルギーで、心と身体の波動を高めましょう。 波動を高めて、しあわせホルモンのオキシトシン&セロトニンを増やすと、幸福感が高まります。

チャクラを内側から調整する方法

外側から機能する内容に比較すると、時間がかかり、継続する必要があります。少しずつテクニックが上達すると、自分のチャクラの状態も感じることができるので、気になったら、始めてみるのも良いでしょう。

  • 気功で気を練る
  • Yogaで心と身体を統一する

気功とチャクラ

あまり関係がないように思えますが、指導者によっては明確にチャクラごとの「気」の違いを認識して指導してくださる方もいらっしゃいます。

修行が進むと、手を触れずに波動のみで相手を倒すこともできる力は、チャクラを強く回転させて生じる気によるものであることは明らかです。

私が指導を受けていた先生が、柔道の山下泰裕選手に会った時、バイタリティ・行動力を司る第一チャクラがあまりにも力強く回転するのを感じて驚いたそうです。

Yogaでチャクラの調整をして心と身体を統一する

心と身体のバランスをとても大切に考えるYogaでは、全てのチャクラを開くことを大切なこととしています。いろいろなポーズは、それぞれのチャクラを開くために考えられたものです。

少し詰まりを感じるチャクラを開くために、特にそのチャクラを開くためのポーズを取ると良いでしょう。

全てのチャクラを開き、覚醒を体験するために修行をするクンダリーニヨガという流派があります。

熟練者の背中に下からだんだんと龍が登るようにエネルギーが上昇していくのを目の当たりにした時は、恐怖感すら覚えたのを思い出します。

7つのチャクラ

ここでは、文字を各チャクラの色にしています。読みにくい第2・3チャクラは背景色を変えています。

第1チャクラ・Muladhala(ムーラダーラ)

場所:尾てい骨・会陰部・骨板底部
関連部位:肛門・足
知覚:嗅覚
大地と身体をつなぐ役割を持つチャクラ。生命力、安心感、安定感の元となるエネルギーを生む。

家族・集団との社会的結びつきを象徴し、物質的な世界との結びつきを表します。

第1チャクラのエネルギーが不足すると元気がなく、物忘れが起こり、恐れ、不安が増えます。
エネルギーを増やすためには自然の中で過ごし、アーシング(裸足で地面を歩く)をして、地球のためになることをしましょう。

第2チャクラ・Svadhisthana(スワーディシュターナ)

場所:丹田・子宮
関連部位:腎臓・泌尿器・生殖器
知覚:味覚
性、感情を司るチャクラ。人生を切り開く想像力溢れるエネルギーを生み出すチャクラ。

家族・集団から抜け出し、1対1の関係を象徴します。

第2チャクラのエネルギーが不足すると鈍感になり、罪悪感から喜びを諦める傾向が現れます。
回復のためには、歌を歌うなど腹式呼吸をしたり、水泳、風呂など水に入ったりすると良いでしょう。

第3チャクラ・Manipura(マニプーラ)

場所:腰・おへその裏
関連部位:肝臓・胆嚢・膵臓・足
知覚:視覚
第1・第2チャクラから登ってくる力強いエネルギーの方向を決定する役割を持つチャクラ。自己肯定感・判断能力を高めます。

自分に対するイメージ・信念を象徴し、自我の成熟を促します。

第3チャクラのエネルギー不足は体が冷え、自己肯定感が下がります。怒りを感じやすくなり、鬱になることもあります。身体的には、アレルギー・糖尿病・消化器の病気にかかりやすくなります。
回復のためには、暖かい食べ物、飲み物を取ること、火のそばにいることが良いでしょう。

第4チャクラ・Anahata(アナーハタ)

場所:心臓・胸の中心
関連部位:心臓・循環器・肺下部・手
知覚:触覚
ハートチャクラとも呼ばれる愛を司るチャクラです。「二物が触れ合うことなくして発せられる神秘的な音」という意味のアナーハタという言葉で呼ばれています。人を愛すること、自分を愛することを基本として、世界への信頼を生むチャクラです。

全てのチャクラの中で一番強い力を持ち、想像・破壊の原点となります。愛を学ぶ基礎となります。

第4チャクラの働きが弱くなると、自己愛の欠如から人や社会に批判的になり、人と親密になれなくなります。とても大きな破壊のエネルギーを持ってしまうこともあります。身体的には、肺や気管支にトラブルが生じるでしょう。
エネルギーを取り戻すためには、胸に手を当て、全てを許して感謝することが大切です。

第5チャクラ・Vishuddha(ヴィシュッダ)

場所:喉
関連部位:肺・声帯・顎・首・甲状腺
知覚:聴覚
自分自身との対話・他人との対話の能力を高めるのに必須のチャクラ。

自分自身をコントロールするための、意志の力を象徴します。体も心もコントロールする意思を司ります。

第5チャクラの回転が落ちると、内気で、自己表現を恐れがちになります。コミュニケーションを取りたがらないため、傲慢に見られることもあります。身体的には、喉に詰まりを感じます。
エネルギーを高めるためには、歌を歌ったり、音楽を聞いたり、踊ることも良いでしょう。

第6チャクラ・Ajna(アージュナー)

場所:眉間
関連部位:松果体・第3の目(サードアイ)
知覚:第六感
物事を客観的に見、判断するために必要なエネルギーポイント。鋭い直感にも必須のチャクラです。

知性の力を象徴します。目に見えることを超えた真理を知ることを導きます。

一般的にはこのチャクラをしっかり機能させるにはある程度の練習が必要です。中には最初からこのチャクラのパワーを使える人もいるのですが、現代社会ではあまり多くはないでしょう。
瞑想・ヒーリングがサードアイを開くのに役立ちます。朝日・夕陽を浴びると松果体が活性化します。

第7チャクラ・Sahasrara(サハスラーラ)

場所:頭頂部(クラウンチャクラ)
関連部位:肉体・宇宙・ハイアーセルフ
知覚:五感
1〜6のチャクラが開くまでは閉じていることが多いチャクラ。宇宙の無尽蔵な力を体内に取り込み、周りの全てに愛を注ぐことができるようになります。

天への入り口です。物質的ではなくより大きなものの存在を教えてくれます。

第7チャクラが回転を始めると、疲れることなく人のために尽くすことができるようになります。ハイアーセルフと繋がり、スピリチュアリティに目覚めます。
瞑想をするとより深い自己の解放ができるでしょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、7つのチャクラのそれぞれの働きの内容と、それぞれのチャクラの回転数が落ちた時のエネルギー回復方法を書いてみました。

最初はピンとこないことが多いかと思いますが、毎日少しずつチャクラを感じてみるようにしていると、だんだん感覚が鋭くなり、第6、第7のチャクラも覚醒する日が来るでしょう。

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