インナーチャイルドを癒す

インナーチャイルドとは

インナーチャイルドとは、「私たちの内なる子ども」と呼ばれる存在です。

「自分の心の中に住んでいる子どもの自分」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

子ども

無邪気な心のまま、素直な心のままの存在

心の中

頭で考えるのではない、無意識の潜在意識の中に住んでいます。

顕在意識<潜在意識

思考をする顕在意識は5%・無意識の潜在意識は95%と言われています。
今の状態を作っているのは、潜在意識なのですね。
習慣や癖も無意識の潜在意識に織り込まれていて、いつも考えながらは行動しませんよね。

私たちが自分について頭で理解できていることは、ほんのわずかなんです!

過去に経験したことや感じたことが、潜在意識内にインナーチャイルドとして存在し、現在の自分に影響を与え続けるままになっています。

私たちは、無意識の潜在意識が大きな影響を与えているのに気づけません。無意識の領域なので、どんな影響を与えているかがわからないのですね。

でも!
子どもの頃に受けた優しい言葉辛い経験が、知らず知らずに、今の自分の考え方、信じ方や感じ方にいまだに大きく影響しているのです。

私たちが生きづらさを手放し、より良い人生を築くためには、過去の出来事や感情にしっかり向き合い、それを受け入れて成長していく手助けをするため、インナーチャイルドの存在を認め、癒していくことが効果的です。

インナーチャイルドが癒されていないと

インナーチャイルドの癒し

インナーチャイルドが癒されていないと、こんなことを感じます。

■自分自身に自信が持てない

■孤独感を感じやすい

■対人関係がうまくいかない

■自分自身を否定し、愛せない

■自己肯定感が低い

■感情麻痺になっている

癒やされないインナーチャイルドが存在していると、過去にとらわれて自由に生きることが難しく、生きづらさを感じる原因になるでしょう。

インナーチャイルドを癒すと

インナーチャイルドを癒やすと、過去にとらわれることがなくなり、未来に目を向けられるようになります。
これまで抑えられてきた感情を解放できて、のびのびと毎日を過ごすことができます。

自分の感情に正直になり、「愛されたい」「甘えたい」といった感情を開放できれば、自分への嘘がなくなるため、罪悪感を抱くこともなく、自由に思いを表現できるようになるでしょう。

具体的には、抑圧された感情や偏った感情を探し出し、思い込みによる自己制限などを手放すことで自由になり、自分を認められるようになり、自己肯定感が上がります。

親から引き継いだネガティブなインナーチャイルドを、自分自身の子どもに渡してしまうという負の連鎖も止められるでしょう。

インナーチャイルドを癒やすと、「こうするべき」という概念を手放し、「こうしたい」というありのままの自分の気持ちに気づき、もっと自由に生きられるようになります。

本来の自分を取り戻したような心地がして生きやすくなり、仕事や恋愛にも良い影響が出てきます。

癒されたインナーチャイルドは、心強いインナーパートナーに育つのです^^

インナーチャイルドの癒し方

インナーチャイルドの癒し

具体的には、過去の出来事や感情について振り返ります。そして、それが今の自分にどう影響しているかを考えます。

例えば、子どもの頃に否定的な経験があった場合、それが今の自分の自己評価や行動にどう影響しているかを理解します。

子どもの頃の自分に戻って遊ぶ

インナーチャイルドを癒やす簡単な手段としては、子ども頃の自分に戻って遊んでみる方法があります。

実際に子どもの頃よく遊んだ場所に行ってみるのもいいですし、子どもの頃欲しかったのに買ってもらえなかったお菓子やおもちゃなどを買ってみるのもいいでしょう。

それをしているうちに、できないと思い込んでいたことが今はできると気づけます。試すときは満足できるまで思い切りやってみましょう。

グリーフワークをする

グリーフワークとは、身近な人と離別した人がある程度時間をかけてたどり、立ち直るためのプロセスです。

悲しみから精神的に立ち直っていく道程は、インナーチャイルドの癒しにも効果的です。

インナーチャイルドを癒やすということは、いわばずっと一緒に過ごしてきた、子どもの自分の心に別れを告げることだと考えられます。ですから、グリーフワークは、インナーチャイルドを癒やす方法としても効果を期待できるのです。

グリーフワークでインナーチャイルドを癒やすには、抱えている負の感情をしっかりと感じとることが大切です。そして抑圧されていた感情を開放しましょう。

その時、自分のインナーチャイルドに対して優しさと理解を示すことが求められます。

歌の歌詞や映画のセリフのように、気持ちを言葉にしたり、ノートに書いたりするのも良いでしょう。

好きなだけ怒りを感じても、思い切り泣いても構いません。

身近な人との離別に相当するほどの悲しみを癒やすのですから簡単ではないですが、徹底的にやることで、もう子どもの自分に別れを告げて、今の自分を大切にしようと思える瞬間が訪れるでしょう。

インナーチャイルド癒しの注意点

インナーチャイルドは自分で癒やすことも可能であるとご紹介しました。

過去の自分を受け入れ、癒しのプロセスを始めることによって、過去の制約から解放され、より自由で満足度の高い生活を築くことができます。

ただ、トラウマになっているような出来事を思い出してしまったときなど、自分だけでは対処できない場合もあることを理解しておくことが大事です。あまりにもトラウマが大きい場合は、専門家に依頼する方が安心です。

インナーチャイルドを癒やすことのデメリット

インナーチャイルドを癒やすことはメリットも多いですが、デメリットもあります。つらい記憶と向き合わなくてはいけないため、自分自身への負担が大きいことでしょう。心の防衛本能が忘れさせていることもあるでしょうから、無理には思い出さないようにしましょう。

また、インナーチャイルドを癒やした反動で極端に行動が変わり、他人に迷惑をかけてしまうデメリットも考えられます。無理や極端を避けることが、デメリットを避けるポイントになるでしょう。

まとめ

インナーチャイルドは、癒さずにいると自分を苦しめ続けるものです。

だからといって悪い存在だと決めつけず、仲良くなって、癒してあげる存在だと考えてみましょう。

言い換えれば、過去の影響から解放され、自分らしい幸せな未来を築くために、インナーチャイルドとしっかり対話し、癒しのプロセスに入ることが人生を変えていくことにつながります。

インナーチャイルドが完全に癒えていないと、生きていく上の悩みが尽きず、とても生きづらい人生になります。

貧乏ゆすりや、無意識に髪を触る癖を治すのと同じくらい大変なことですが、トライしてみてくださいね。

もし、ご自分では難しいな〜と思う時が来たら、

オンラインライフコーチングでインナーチャイルドの癒しをお手伝いします。

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