
インナーチャイルドとは?
子どもは本来、楽しく自由に行動できる「ワンダーチャイルド」として育つ才能があります。
インナーチャイルドとは、「傷ついた子どもの心」を表す心理学の言葉です。
子どもの頃に感じた不安や恐れ、悲しみの気持ちが未消化のまま残っている心のことをいいます。
インナーチャイルドの不安が消えていないとどんな感じ?
人間関係がなんとなくギクシャクして、心を開ける人がいないので、いつも寂しさを感じる。
そして、自己肯定感は低いことは薄々感じているけど、どうしてこんなに生きづらいのか、よくわからない。
小さい不安が芽生えると、どんどん大きく膨らみ、止められなくなってしまう。
こんなことがあるのなら、あなたの心には、傷を持つインナーチャイルドがいるのかもしれません。
癒しが必要なインナーチャイルドがいるのかは、どうしたらわかるのだろう?
インナーチャイルドが不安を抱えてしまう5つの理由
心の中の子どもが不安を感じるのは、子どもの頃です。
そして、不安を刈り取らずに成長するとインナーチャイルドの心の傷として残ります。
それでは、どんなことが不安を抱える理由になるのか、みてみましょう!
- 否定や批判的な環境で育った
- 親や教師から「ダメな子」と言われ続けた経験。
- 愛着形成の不足
- 保護者とのスキンシップや安心感の欠如。
- トラウマ体験(いじめ・虐待・放置)
- 無意識に残る恐怖の記憶。
- 完璧主義を強要された
- 「〇〇でなければ愛されない」という条件付きの愛情。
- 感情表現を抑圧された
- 「泣くな」「我慢しろ」と言われ続けた結果、感情を出すことを止めてしまった自分を認められない。
- 「泣くな」「我慢しろ」と言われ続けた結果、感情を出すことを止めてしまった自分を認められない。
インナーチャイルドの不安が残っているサイン

インナーチャイルドの心に「不安」が残っていると
こんなことが表面に出てきます。
いくつか当てはまることがあるでしょうか?
✔️他人の評価が極端に気になる
✔️小さな失敗で自己嫌悪に陥る
✔️人間関係で「見捨てられ不安」を感じる
✔️無意識に自分を傷つける行動(過食・自虐など)
インナーチャイルドの不安を癒す7つのステップ
もし、あなたの心に傷ついたインナーチャイルドがいるのがわかったら、
すぐに癒しを始めてみましょう。
方法はいろいろありますが、ピンときたものから試してみると良いですね。
- 過去の自分を客観視する
- 幼少期の写真を見る、日記を読み返す。
- インナーチャイルドへの手紙を書く
- 「つらかったね」「今のあなたは安全だよ」とその時の心に共感の言葉を届ける。
- セルフペアレンティング
- 理想の親のように自分を労わる(例:疲れたら休む許可を出す)。
- アファメーション(肯定的な宣言)
- 「私はそのままで価値がある」と声に出す。
- 創造性で表現する
- 絵を描く・詩を書くなど、言葉にできない感情をアウトプットしてみる
- 専門家の助けを借りる
- カウンセリング・インナーチャイルド療法のすすめ。
- 「小さな幸せ」を積み重ねる
- 子どもの頃にできなかった楽しいことを体験する(例:公園で遊ぶ、お菓子を自由に食べる)
一つできたら、もう一つと、少しずつ増やしていくと良いですね!
まとめ
インナーチャイルドの心の傷の中で、特に不安について書いてみました。
色々な感情がありますが、心に残っている感情により、現れる行動が違います。
感情を一つづつ分解して、癒してあげましょう。