レジリエンスの高い人になろう

長い人生の中では、誰でも想定外の大波に襲われることがあります。

色々予防線を張っている人は、それほど大きな波に遭遇することもないのでしょうが、注意していてもミスをしたり失敗を繰り返したりすることもあるでしょう。

また、世界的に避けることができないコロナのようなストレスフルな出来事も起こります。

頻度が高いときや、状況が変わらず長期戦になると、トンネルの出口が見えず、ストレスを跳ね返すことが難しくて、元気がなくなってしまうことがよくあります。

レジリエンスとは

英語の”Resilience”という言葉で、精神的な回復能力のことを意味します。

心の健康を保つためにとても大切な能力です。

主に、外からやってくる災難に対しての「跳ね返す力」と考えるとわかりやすいかもしれません。

人とのコミュニケーションにおいては、相手を受け入れる力が大事なのですが、

災難、災害に対しては、「これは自分の意思から起こったことではない」というスタートに立つことが大切になります。

レジリエンスが高い人はどんな人?

レジリエンスが高い人は、想定外のことが起きても、スルリと解決していきます。

その時、何か落ち込むことがあっても、あっという間に立ち直り、その上落ち込んだことを材料に成長します。

自分自身をよく理解しているため、自分の弱いところと強みがわかっています。人と比べることなく、淡々と逆境を乗り越えていく力を持っています。

そう考えると、レジリエンスを高くすると、ストレスの影響を受けにくくなりますね。

レジリエンスを鍛えてみよう

レジリエンスの高い人になろう
Image by Ben Kerckx from Pixabay 

レジリエンスの高い人になるために、何から始めたら良いでしょう?

まず、ご自分の思考の癖を知っておくと良いでしょう。こんなことが起こると、こう考える傾向が強いと知っておくと、レジリエンスを鍛える方法もわかりやすいでしょう。

完璧主義をやめる

もしあなたが、少しのミスも許さない完璧主義だったら、少しハードルを下げてみましょう。

100点満点を80点満点に変えるだけで、ストレスが減り、問題解決しやすくなります。

責任追求をやめる

ストレスを抱えやすい人は、起こったことの原因や責任を考える時間が長い傾向にあります。

そこばかりを考えていると、改善のための手段を考えることができなくなりがちです。

原因を考えるのは、短時間にとどめましょう。

特に自分を責めるのはやめましょう。

今日から、「何故こうなったか?」「あの時こうしなければ」という考えに時間を費やすのをやめて、

「どうしたらここから抜け出せるか?」にフォーカスしてみましょう。

自己肯定感を高める

これは少しハードルが高いかもしれませんが、心のトレーニングをすれば可能です。

人と比較するのではなく、ご自分の強みも弱みも全てを認めてあげましょう。

自分に対する考え方そのものが変わり、自分を認め始めると、今まで乗り越えるのが大変だと思っていたこともいとも簡単に乗り越えることができるようになります。

そうなり始めると、自分の成長を見つめて、より自分を愛することができるようになってきます。

レジリエンスが高い人になると

どんなことが起こっても人生を楽しむことができる人に変わります。

何をやってもうまくいかなかったり、常にストレスを感じていた自分が嘘のように思えます。

日々のストレス解消に、またコロナ禍の長期戦に負けない心を持つ人になりたいですね。

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