今回は、みんなが大好きな占いについてのいろいろを書いてみます。
いいことを言われると嬉しいし、嫌なことを言われると落ち込んでしまう。
人生で大切な決断をするときには、占い師の力を借りる人も多いといいます。
歴史上の将軍や、王様たちの中にも占い師のアドバイスを大切にしていた人もたくさんいましたね。
占いの種類
データ・確率を使う占い
生年月日・姓名・血液型などに加えて、人相・手相など、個人のデータに基づく占いがあります。
西洋占星術・四柱推命・数秘術・宿曜占術・姓名判断・手相・人相等の今まで積み上げられたデータを元に、クライアントがどのグループに属するかという確率に基づく占い方法です。
西洋占星術(ホロスコープ)
クライアントの誕生時のホロスコープ(星の配置図)をもとに12星座・10の星の位置関係・地球の自転からくる12ハウスで占います。
「人生の過去、現在、未来の全てのことがホロスコープに表現されている」といわれます。
四柱推命
十干十二支を基軸とした暦をもとに命式を用いる占いです。四柱推命の4つの柱とは、年の柱、月の柱、日の柱、時の柱で、これらをもとに占います。西洋占術が西洋の代表的な占いであり、四柱推命は中国4000年の歴史が育んだ東洋を代表する占いです。
数秘術(ヌメロロジー)
ルネサンス時代のヨーロッパで流行した占いで、カバラ数秘術の内容も併せ持つ。数がもつ神秘性を利用する占いです。数学者でもあるピタゴラスが創始したといわれています。生年月日から出した誕生数や名前のアルファベットを数字化した姓名数をもとに占います。
あなたの生年月日や名前には、見えないけれども特別な意味やエネルギーが秘められています。数秘術は、その数字たちが物語を語る手助けをしてくれるもの。運命を占うだけでなく、自己理解を深め、人生に新たな視点をもたらすことができます。
宿曜占術
空海がもたらした宿曜経に基づいて作られた占いで、27宿で占われることが多い。「犬宿」を加えて28宿で占う場合もあります。月の運行から割り出した宿をもとに占います。
血液型占い
日本で生まれた占いで、4種類の血液型で性格を分類しています。
最近では、他の占いと合わせて利用されることが多くなっています。
心理学的占い
心理学的分類に基づき、テストをしてグループ分けをし、そのグループの特徴を占いとしています。
夢占い・エゴグラム・心理テストなどがこの仲間になります。
データに基づくものが多いのですが、自分自身が気づいていない気持ちや考え方を教えてくれる内容として、潜在意識を覗くことができる占いの仲間とされています。
夢占い
心理学的な背景に基づき、見た夢の内容に隠されている潜在意識を伝えます。続けて見る夢には表に出すことができない深層心理が隠されていないため、調べて見ると良いでしょう。
エゴグラム
エゴグラムは、アメリカの心理学者エリック・バーン博士の「交流分析」という人間関係の心理学理論に基づいて開発された大変信頼性が高い性格診断テストです。
質問に答えることにより、考え方の中の父親・母親・成熟度・幼稚度・従順度を分析し、その人の性格を的確に導き出します。
道具を使う占い
多くの中から占い師が選んだものの意味を読み解く占い方法で、占い師がクライアントのハイアーセルフとつながる力の強さにより、結果に大きな影響が出ます。
タロット占い・ルーン占い・易経などの種類があります。
タロット占い
タロット占いは22枚の大アルカナカードと56枚の小アルカナカードの78枚を使うのが一般的です。小アルカナカードは、ワンド(♧)、ソード(♤)、カップ(♡)、コイン(♢)という4グループに分かれ、トランプの元になったとする説もあります。シャッフルしたカードを並べ、どの位置にどのカードが出たかによって占います。
現代では、多種多様なタロットが登場しており、オラクルカードも、タロットの一種と考えられます。
ルーン占い
ゲルマン民族が石や木などに刻み込んで用いていたルーン文字をカードに記したものを使って占います。占いは一般的に空白のウィルドを含め25種類のカードを使い、ランダムに一つのルーン文字を選び、その文字に込められた意味から占います。
易経
儒教経典のひとつである「易経」から生まれた占いで、筮竹(ぜいちく)・コイン・サイコロなどを使って占います。
スピリチュアルな占い
占い師がスピリチュアルな能力を使い、クライアントのハイアーセルフ等からの情報を引き出して、質問に回答します。
霊感占い・水晶占いなどの他に、リーディング、ペンジュラムなどもここに含めても良いでしょう。
霊感占い
占い師がクライアントのハイアーセルフ・アカシックレコード・守護霊と交流することにより、クライアントの本来の姿や守護霊からのアドバイス、過去や現在、未来を読み取ります。最近ではスピリチュアルな事実が一般的に理解されるようになってきたことにより、色々な方法が増えてきました。
水晶占い
現在は、クラスターを部屋に飾ったりブレスレットなどにして身につけ、その浄化作用を期待することが多い水晶。パワーストーンで最も馴染みがある石です。
占いという言葉で、暗い部屋でフードを被った女性が水晶玉に手をかざしながら、そこに現れるメッセージを読み取る姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 古代から魔術の儀式の一つとして行われていましたが、今ではこのスタイルの占いは見ることがなくなりました。
まとめ
長い人生の中に、周りに相談しても、良く考えてみてもなかなか進む方向に自信が持てない時は何度か訪れるでしょう。自分が何をしたい、どこを向いているのかは誰でも見失うことがあるものです。
大きな決断を迫られるときほど、自分の決断に自信がなくなることが多くみられます。
そんな時、方位磁石・羅針盤のように頼ってみたくなるのが占いです。
道具を使う占いでは、トランプやタロットのカードを入れ替えて占いの結果を変えてしまいたいような気持ちになることもありますが、逆にその気持ちは、占いの結果に満足していない自分の心を写す鏡になっていますね。
望む結果が出るまで何度も繰り返すのも、実はすでに自分の気持ちは決まっているということの裏返しです。
占いを上手に生活に取り入れていくと、ご自身の心の奥を深く見つめることができ、心が思う通りの人生を歩んでいくことができますね^^ 心が思う通りの人生で、人は幸せを感じます。