魔除けとおまじない

魔除けとおまじない見えないけどあるもの
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嫌なことが続いたり、危険な目にあったりすると、誰かに助けを求めたくなりますね。

大谷選手も、試合前にチームメートにバットに文字を書いてもらったり、監督にコーヒーをかけてもらったりなど、色々なおまじないをしています🤗

今回はいつも身につけておける魔除けや、邪悪なものから守ってくれるおまじないをご紹介しますね。

日本の魔除け・おまじない

天気になるお願い

皆様ご存知、てるてる坊主です^^

絶対に晴れてほしい日の前にてるてる坊主を作って、カーテンレールに吊るして天気になるようにお願いします。

♪てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ〜♪

このおまじないは、中国から伝わってきたそうです。

七夕(たなばた)の短冊

7月7日(旧暦8月7日)に短冊に願い事を書いて七夕の笹に結びます。

七夕は離れ離れにされた織姫(おりひめ)さまと彦星(ひこぼし)さまの1年に1回のデートの日。

天の川の両側にあるベガ(織姫)とアルタイル(彦星)と天の川の中にあるデネブが作る3角形は、「夏の大三角形」と呼ばれています。

ベトナムや韓国にも同様のストーリーの七夕があるようですね。

節分

鬼は外〜福はうち〜♪

節分は、日本の伝統的な行事であり、毎年2月3日に行われます。節分は、春の始まりを祝い、悪い運気や邪気を追い払い、良い運気や福を呼び込むための儀式です。代表的な儀式の一つは「豆まき」であり、家や寺院で行われます。人々は、枝豆や炒った大豆をまいて、「鬼は外、福は内」と叫びながら豆を蒔くことで、邪気や悪い運気を追い払うと考えられています。

盛り塩

盛り塩は、日本の伝統的な魔除けの方法の一つです。塩には浄化や除邪などのパワーがあると考えられており、悪いエネルギーを取り除くために使用されます。盛り塩の方法は、家の玄関や周囲に塩をまくことです。これによって、邪気や悪い運気を浄化し、家や住人を守るとされています。

ちちんぷいぷい

ちちんぷいぷいは、沖縄県の方言で「邪魔者を追い払う」という意味です。これは、沖縄の伝統的な儀式であり、特に新年の時期に行われます。人々は、太鼓や三線(沖縄の伝統的な楽器)を演奏し、騒がしい音やリズムで邪気や悪い運気を追い払うとされています。この儀式は、家やコミュニティ全体を清め、良い運気を呼び込むために行われます。

海外の魔除け・おまじない

ドリームキャッチャー

魔除けとおまじない

ドリームキャッチャー(アメリカンインディアンの伝統): ドリームキャッチャーは、アメリカンインディアンの文化に由来する魔除けのアイテムです。伝説によれば、ドリームキャッチャーは夢の精霊や悪いエネルギーを遠ざけ、良い夢や幸せを引き寄せる役割を果たすとされています。一般的には、羽根やビーズが付いた輪があり、その中に糸で網を編んでいます。夢の精霊が網を通って良い夢を運び、悪い夢は網に引っかかって朝日によって浄化されると信じられています。

アイ・オブ・ホラス

アイ・オブ・ホラス(ホラスの目)は、トルコの伝統的な魔除けのシンボルです。これは、青い色の目の形をしたアミュレットや装飾品として現れます。トルコの文化では、悪い運気や邪気が目に入り、その力を吸い取ると考えられています。アイ・オブ・ホラスは、ネックレスやブレスレット、キーチェーンなどに付けられ、身につけることで保護と幸運をもたらすと信じられています。

ナザール・ボンジュ

魔除けとおまじない

トルコで一般的に使用される魔除けのアイテムです。トルコ語で「ナザール(nazar)」は「悪意のある眼差し」を意味し、「ボンジュ(boncuk)」は「宝石」や「ビーズ」を指します。

ナザールボンジュは、トルコの伝統的な民間信仰に基づいて作られた魔除けのアイテムで、悪い運気や悪いエネルギーから身を守るために使われます。一般的な形状は、青い円盤状のガラスやセラミックの飾りで、中央に白い点や瞳を持つ目の模様が描かれています。

このアイテムは、トルコやその周辺地域で広く使われ、室内や車、バッグ、子供のベビーカーなどさまざまな場所に飾られます。トルコ人は、ナザールボンジュが悪い眼差しや嫉妬から身を守り、幸運を引き寄せる力を持つと信じています。

また、ナザールボンジュは観光品としても人気があり、トルコを訪れる旅行者によってたくさん購入されています。

ホリ

ホリは、インドの春の祭りであり、魔除けや邪気払いの要素も含まれています。この祭りでは、人々がカラフルな粉や水を使ってお互いに投げ合い、遊びます。この行為には、邪悪なものや悪い運気を浄化し、新たな始まりと良い運気を迎えるという意味があります。

アメット

アメットは、古代エジプトの伝統的な魔除けのアミュレットです。これは、ライオンの体、ヒョウの足、ニワトリの尾、鰐の顔などの要素を持つ神秘的な生物の形をしています。アメットは死者の神殿や墓に置かれ、悪霊や邪気を追い払い、死者を守る役割を果たすと考えられていました。

まとめ

これらは日本と海外で一般的なおまじないや魔除けの例ですが、地域や文化によって異なる方法やアイテムがありますね。これらの伝統は、特定の地域や文化に根ざしたものであり、個々の信仰や習慣に基づいて行われています。

これらの儀式やアイテムに共通しているのは、邪気や悪い運気を追い払い、良い運気や保護をもたらすために行われていることです。これらの儀式やアイテムは、心理的な要素や象徴的な意味を持っており、人々の心を安心させる効果もあります。

魔除けや御呪いは、信じる者にとっては強力な助けとなるものですが、科学的な証拠に基づく効果や効能は確立されていません。それにもかかわらず、文化や信仰の一環として受け継がれ、人々の心の安定や安心感をもたらす役割を果たしています。

重要なことは、これらの儀式やアイテムを使う際には、尊重と理解を持って接することです。異なる文化や信仰の背景を持つ人々にとっては、魔除けや呪いに関する信念や実践は実情とは異なる場合があります。

個人の信仰や文化において、意味のある儀式として尊重することが重要です。

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